なりたい自分になれないと自分をいつまで経っても好きになれません。
努力が足りない、私はまだできる、上を目指せるなど、高い志を常に秘めていませんか?
もちろん、高い志を抱えているのは素敵なことです。
しかし、目標があまりにも高すぎると
「こんな自分では駄目だ」
「自分がいつまでもできないから他人にも迷惑を掛けてしまう」
と気持ちはネガティブな方へ傾いてしまうことも。
一度心が挫けてしまうと、なかなか元の状態に戻ることができず、それが自分を好きになれない原因の1つとなってしまいます。
■コンプレックスを抱えているから
コンプレックスも自分を好きになれない原因の1つ。
「もっと鼻が高ければかわいくなれるのに」
「痩せたら彼に振り向いてもらえるのに」
「良い会社に就職できれば親が喜んでくれるのに」
など、自分の苦手なこと・できないこと・外見で嫌いな部分にばかり目がいってしまっていませんか?
強いコンプレックスに縛られている間は自分を好きになることできません。
■他人と比較してしまうから
「対他的自己嫌悪」という言葉を知っていますか?
これは自分と他人を比較して自己嫌悪に陥ってしまうこと。物事に優劣を付けるのが日常的になっている方は注意が必要です。
「あの人また営業成績で1番取ったんだ。それに引き換え自分は……」
「〇〇ちゃんって何であんなにかわいいんだろ。私とは大違い」
あくまでも他人は他人なのに、自分と天秤にかけて勝ち負けを決めてしまう。常に自分が劣っていると考えてばかりいるから、いつまで経っても自分を好きになれないのです。
■過去に傷を負ってしまったから

自分が好きになれないのは過去に負った傷が原因の可能性があります。
例えば親やきょうだいに「あなたは何をやっても駄目なのね」「期待していたのにこれしかできないなんて」など、叱責された経験はありませんか?
もしくはクラスメイトや年上の先輩にいじめられるなど、自分の存在を否定されるような経験はありませんでしたか?
このような経験がきっかけで、大人になった今も「自分は駄目な人間なんだ」「いじめられるのが怖い」など、自分の殻に閉じこもってしまうのです。
自分が好きになれない人に共通する特徴
自分が好きになれない人にはほぼ共通する特徴が見られます。
ここでは自分が好きになれない人に見られる共通の特徴を3つご紹介します。ご自身に当てはまったら要注意です。
■完璧主義
物事をしっかりとやり遂げたい完璧主義者。
傍から見たら何でもテキパキとこなすように見えますが、完璧主義が強い人ほど、自分を好きになれない傾向があります。
他人と自分は違って当然なのに、他人の行動や発言が自分の思うようにならずにイライラ……。
そのイライラが「自分を許すことができない」という感情に変わり、そして自分を好きになれないという気持ちへと繋がるのです。